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第5回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
泰晴塗装、更新担当の中西です。

第4回「人気塗料と特徴」に続く、第5回塗装雑学講座は、**「塗装後のメンテナンスと長持ちさせるコツ」**をお届けします。せっかく選んだ高性能塗料も、適切なアフターケアをしないとその性能を十分に発揮できません。今回は、塗装後に行うべき定期点検からセルフメンテナンスの方法、プロに依頼すべきタイミングまで、長寿命化のポイントをご紹介します♪


1. 塗装後の初期点検(竣工後1ヵ月)

  • ひび割れ・浮きチェック

    • 外壁・屋根を目視し、塗膜に小さなクラックや浮きがないか確認

    • 初期の乾燥収縮による微細なひびは早期補修で拡大を防止

  • 付着汚れの拭き取り

    • 花粉やほこりが付着している場合、柔らかいブラシで軽く払い落とす

    • 水で濡らしたマイクロファイバークロスで優しく拭き取り、塗膜を傷めない


2. 年1回の定期メンテナンス

① 高圧洗浄による汚れ落とし

  • 方法:外壁・屋根を 50〜70bar の低圧モードで洗浄

  • ポイント:塗膜を剥がさないようにノズルは30cm以上離し、斜め下から当てる

② シーリング目地の点検・打ち替え

  • チェック項目:シーリングのひび割れ・硬化・剥離

  • 対応:劣化が見られたら、古いシーリング材を完全に除去し、プライマー塗布後に新規充填


3. セルフメンテナンスで抑えておきたい3つのコツ

  1. 軒下・雨樋の清掃

    • 落ち葉やゴミが詰まると、雨水が外壁に常時触れて塗膜劣化を早めるため、年2回は清掃を。

  2. 日陰部の苔・藻の除去

    • 日照が弱い北面や軒下に発生しやすい苔は、防藻剤入り中性洗剤でブラシ洗浄。

  3. タッチアップ塗装

    • 小さなキズや飛び石によるチッピングは、購入時の余剰塗料で早めに補修し、下地露出を防ぐ。


4. プロに依頼すべきタイミング

 

症状 タイミング 対策内容
塗膜の大規模な剥がれ・膨れ 5年目以降 全面再塗装の検討
無機・フッ素塗料の光沢低下 8〜10年目 上塗り塗料の重ね塗り
下地腐食や構造的な劣化 発見次第 下地補修+塗装
シーリングの全面劣化 7年目を目安 シーリング全面打ち替え

5. 長寿命化のまとめ

  1. **初期点検(1ヵ月後)**で小さな不具合を早期発見

  2. 年1回の高圧洗浄&シーリング点検で塗膜をリフレッシュ

  3. セルフメンテ(雨樋清掃・苔除去・タッチアップ)をこまめに

  4. プロメンテは5〜10年を目安に全面再塗装や下地補修

泰晴塗装では、塗装後のメンテナンスプランもご提案。定期点検から再塗装まで一貫サポートで、建物の美観と性能を長く守ります。ぜひお気軽にご相談ください!


次回は第7回として、**「塗料のエコ性能比較 ~VOC削減からCO₂抑制まで」**をお届けします。環境配慮型塗装の最新動向を解説しますのでお楽しみに!

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